そもそもマクロ経済ってなんの事?

マクロ経済学とは、国ごとの経済状態を分析するために使われる、ファンダメンタルズ分析の基本となる考え方です。金利や失業率、貿易収支など、様々な角度から国の経済状態を読み解いていく方法です。

もっと単純にFX取引という視点から見れば、その通貨が上がりやすい環境かそうでないかを知るための方法です。

ファンダメンタルズ分析というと、テクニカル派の中には、全く注視しない人も存在します。自分はテクニカル手法を元にトレードしているから、マクロ経済学なんて関係ない、と思っていませんか? そのテクニカル分析の結果はもしかしてマクロ経済学からみれば、勝てないシステムである可能性はありませんか?

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そもそもなぜ相場は、動くのか?

それぞれの国の通貨には様々な特徴がありますが、簡単に考えれば、人気のある国の通貨は上昇し、人気のない国の通貨は下がります。人気の種類も様々ですが、もっともわかりやすいのは金利です。金利の高い国の通貨は上がりやすい。これが基本中の基本です。テクニカル分析を使っても、この金利差によるレート変動はなかなか見えてはきません。

その他にもレートを変動させる理由としては、大口の実需による取引きです。日本は輸出で外貨を稼いでいる、輸出大国です。例えば、アメリカで製品でを売り、利益をあげた場合は、いずれは日本円に換金する必要があります。

この、換金目的でのドル売りは、後に買い戻しの対象とはなりませんその分、ドルは下がります。

そして、通貨のレートは、需要と供給によっても変動します。ものやサービスは買いたいのに買えない、品薄状態であれば、一時的に値上がりします。これは通貨にもいえることです。ですが品薄状態は長くは続きませんから、供給が追いつけば、元のトレンドに戻っていくことになります。このように、様々な要因が絡んで、相場は動き続けているわけです。

そしてシステムトレードとマクロ経済の関係

例えば、ポンド/円は、2000年の夏から2007年の7月まではずっとレートが上昇し続けていました。この当時のイギリスの政策金利は5%以上で、かなり高金利なものとなっていました。その後サブプライム問題で世界経済が大揺れとなり、レートも金利も下がり続け、今ではイギリスの政策金利は0.5%となっています。

2000年から、2011年までのデータで見れば、上がっていた期間の方が長いわけですが、下がった幅がハンパないので、買いの回数を多く、売りのリミットを大きく取ってしまうと、簡単に儲かるシステムが作れてしまいます

他にも例えば、2007年移行のドル円のレートは今のところ下がりっぱなしの円高基調です。これは、それ以降のデータを用いて売り目の出やすいシステムを作れば、こっちも簡単に儲かるシステムが作れるということです。

少なくとも、システムトレードを作るのなら、こういった長期的に影響を与える金利くらいは知っておいたほうがいいということが分かりますよね。