誰でも、株取引や投資信託では当たり前のように手数料がかかるのに、どうしてFX取引は手数料無料の業者が多いのか、考えたことはあるでしょう。また、インターバンクレートよりも低いスプレッドを提示し、なおかつ手数料無料の業者も存在します。このような業者は、どうやって利益を上げているのでしょうか?

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FX業者が手数料無料な訳、その答えの1つがマリー取引です。

マリー取引は、為替マリーとも呼ばれています。

マリー取引というのは、簡単に言えば顧客の売りポジションと、買いポジションを、カバー注文を行わずに業者内で相殺することです。このマリーによって業者は利益を得ているのです。この利益を顧客に還元することで、手数料無料を実現しているのです。

カバー取引って何?

分かりやすく説明するために、まずは、カバー取引の方法から見ていきましょう。カバー取引とは、業者がリスクヘッジのために反対売買を行うことです。

私たちが、業者に買い注文をだし、買いポジションを持ったとします。この時、相対取引の場合は、業者は必然的に売りポジションを持っている状態になります。

この時、当然ですが、レートが上がれば顧客は利益を上げ、反対に業者は損失を出すことになります。この損失を避けるために、カバー取引は行われます。

業者が売りポジションを持っている状態であれば、業者は損失を出さないように、カバー先の業者に買い注文を出します。すると、顧客が儲かろうが損しようが、業者は損も得もしないということになります。まあ、カバー取引で業者が利益を上げる方法もあるのですが、今回はその辺は言及しません。

どうやって、FX業者はマリーで儲けるの?

業者は通常カバー取引を行い、このカバー取引には取引手数料がかかりますし、普通であれば、この業者がカバー取引に使うお金は私たち顧客が支払うべきものです。

ですが、マリーしておけば、その分のカバー取引は行う必要がないということになります。これがどうして業者の利益に繋がるのかというと、結局はマリーすれば、カバー注文の手数料が必要ないし、マリーした分は、売りも買いもスプレッドが全て業者の利益になるわけです。

マリーする量が多ければ多いほど業者は儲かりますから、FX業者は頑張って顧客獲得のためにサービス競走に明け暮れてくれるというわけです。

ネット上で、故意に顧客に損失を出させて自社の利益にしているに違いない! というような意見を拝見することもありますが、わざわざそんな顧客の信頼を損なう行為に手間暇かけるよりも、どんどん顧客に取引きしてもらってマリーを増やすほうが簡単に儲かります。

まあ、マリー事体が許せないのであれは、取引所取引で取引するようにしましょう。もちろん手数料は取られますけど。